悩める小学校(家庭科編)
家庭科の卒業制作に関するお話。
うちの子の学校の場合、専科の先生は基本、非常勤だ。
ま、下手をすると担任でさえ非常勤というケースがあるくらいだから、専科がバイトでも仕方がない。
中学ならともかく、小学校の音楽や図工、家庭科なんて、取るに足らない科目だし…。
と、のんびり構えていたら、先週末、ちょっとびっくりするような内容の「おしらせ」を持ち帰って来た。
どういう「おしらせ」かというと…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
現在、児童各自が思い思いの自由作品を制作中ですが
その活動を一旦中止し、
新たに全員で同じ内容の材料(キット)を買いなおして
自由作品ではなく、一律の作品を作ることとします。
既に購入してしまった材料については
各ご家庭で、別の機会にご利用ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
え?
自分でデザインしたものを縫うんじゃなかったの?
その活動の為に、もう8時間くらい費やしてるよね?
ってか、布やら紐やらボタンやら糸やらで
材料買うのに5000円くらいかかったんだけど。
でもって、これ、授業だから用意したんだから
家で作るとか有り得ないんだけど?
その上、更にまたキットを買えとか本気?
などなど…。
心の中は台風が吹き荒れた次第。
何故こんなことが起きたのか?
それは非常勤講師と学校側の間に、意思の疎通が無かったから。
聞けば学校は、秋に開催される展覧会に卒業制作の中から一部の優良作品を選んで出品する予定だったらしい。
が、非常勤講師は卒業制作は文字通り卒業まで掛けるものだと考えていたらしく、また、小学校の児童を教えるのも初めてだったので、小6ともなればクッションやバッグ、ティッシュカバー程度の小物作品なら、教えなくても自由に製作できて当たり前だと思い込んでもいたようで…。
だが、言うまでもないけれど、教えたって出来ないのが小学生というもの。
何をどう作って良いかわからない子どもが親に相談し、親が担任に相談し…で、問題発覚。
学校側も、このままフリーダムな授業を続けさせていたら、展覧会に出品することが出来ず、教育委員会から叱られてしまう…と泡を食ったようで。
つくづく、だね。
つくづく。
ところで、今回の件で、その非常勤講師が書いた「おしらせ」を読んで驚いたのは、まるで統合失調症の人間が書いたかのような文章だったということ。
こんな人材が、非常勤講師とは言え、なんで学校の先生になれるのだろう?
ま、不況だし、少子化だし、教育もジリ貧ということか。
終わりの始まりの時代だよ、色々と。
↑子育て中の悩みと自慢がてんこ盛り!